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KING'S FIELD

Story

深い森に四方を囲まれた、ヴァーダイト (Verdite) と呼ばれる小さな国があった。

遥か昔に戦いがあり、多くの民が倒れそして傷ついたとき、ヴァーダイトを救った者がいた。それが人であったのか、妖精や魔物の類だったのかは、すでに森に漂う霧の中に消えてしまった。
それを『森の竜』と呼び、神殿を築いた者達だけが言い伝え、崇拝してきた。だが、今ではその伝説だけが、取り残され、神殿は王家の墓所に姿を変え静まり返っている。

「いつの日か、森の竜と呼ばれるものが魔導器を携え帰って来る。」と伝説は伝えている。しかし、今はまだ神殿奥深く眠って居るのだと。

あるとき、神殿を訪れた者と一族が、その魔力ゆえに王として国を治め、神殿に王家の墓所を造り始めた。墓所を広げ続けるその影で、王もまた魔導器を探しているのかもしれない。いや、そのためにこそ、この地を訪れたのであろう。

2

ジャン・アルフレッド・フォレスターはこの国の護衛隊長ハウザーの長男として生まれた。
剣に興味を持ち修行を始めた彼は、父をも凌ぐ素質があると評判になる。父を越えることを目標としたジャンは、隣国の父の友人に師事することにし、故郷を旅立った。
そして剣の修行に励んでいたジャンは、ある日故郷に関するこんな噂を耳にした。

「王は兵を送って魔導器を探していた。しかし何度探しても見つけられず、そのうち送った兵が帰ってこなくなった。そこで部隊を送って調べたところ、どうやら墓所内に魔物が現れ兵を襲っているらしい。
王は護衛隊長に命じ、大部隊による墓所の制圧を図ったのだがほぼ全滅の大被害を被り、魔物退治に賞金を懸けることを自国・近隣諸国へ通達し、傭兵を募集している。」

父の身を案じたジャンが国へ帰って聞いた話は、
「フォレスター隊長は、作戦を指揮した後に一度帰還したか、邸下を救うために再度墓所へ降りて行った」というものだった。

ジャンは、父を捜しに傭兵として墓所へはいる決心をした。

3

The Japanese version of this text is taken from the KING’S FIELD instruction manual. All other versions are translations of the original Japanese text arranged to the best of the contributors’ ability. If you believe you can improve upon a translation you should not hesitate to offer to do so.

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